
5月14日 中潮 干潮 4:50 満潮 10:40 風 2~3m
今日はデカイカ狙いに松浦の離島へ、初めての場所、いつものゆうと君と出撃です。5時にゆうと君を迎えに行く。昔は平気で寝過ごして遅れていたのだが最近はほとんど時間通り、遅れても数分。20歳になったせいかどうかはわからないが社会人としての自覚が出てきたようです。ゆうと君の話では、今朝は遅れないように3時から起きて用意をしていたらしい!
実はゆうと君、この2か月アオリを釣っていないので、今回の釣行に並々ならない熱意が感じられます。
鷹島の船唐津漁港に6時頃到着。フェリーの時間まで1時間チョイあるのでそれまでここで竿を出すことに。
干潮であまり釣れる気はしないがウォーミングアップがてらエギを投げる。
周りの様子をうかがって見るが釣れていないよう。
数投後ゆうと君はいつもの1級ポイントはあきらめ先端のほうへ様子見に。
しばらくして先端付近で小さいのがあたったらしく、ゆうと君タモ入れを手伝っている。
いつも思うことなのだがこういうところが関心する。知らない人でも物おじせず誰にでも手伝いましょうかと自分から進んでいく。
正直私にはできないので、ちょっとうらやましく思えることもある。
船唐津漁港では結局1時間ほどの間で、小さいアオリが3枚上がったらしい。
もちろん我々は坊主ですが・・・・・。
フェリー出航時間が近づいてきたので、乗り場へ移動。
結構釣り人がいる、我々含めて12~3人。
このうちエギンガーが8人ほどで他はフカセ釣り師のようだ。
フェリーに乗り込み約15分で島に到着。初めてで何もわからないので60代と思しきベテラン風のエギンガーさん3人組の後をついていく。
北側の一番大きい波止に向かい、波止の付け根の風よけの横で釣りをされるらしい。イカ墨が結構ついているので、きっとここがポイントなのだろう。
我々はそこからちょっと離れた場所に釣り座を構える。
墨跡はあまりないが、風向きからするとここが釣りやすいようだ。
とりあえず港内へ2人でエギを投げる。
?????、あれ着底しないんですけど、潮に流されている?
いや潮は流れてないよね、何故?
ゆうと君、すげー深いですよ、底まで60秒以上かかるっす!
おー、さすが。
まぁ、冷静に考えればわかることなのですが、おじさんはこれだけ港内が深い漁港は初めてなので、港内は浅いという先入観というかなんというか頭がカッチンコチンで思考力に柔軟性がありません。きっと脳は縮小し皺もなくなっているのでしょう!

この漁港は港内でも18~20m近くあるようです。数投して何もないので、外海側へ変更。こちらももちろんどん深で20m以上あるようです。
もう着底するまでの時間の長いこと、長いこと、ゆうに60秒以上。
正直苦手です。これだけ深いところでのエギングの経験もないし、どうすればよいのかも全くわかりません。色々タナを探っても全く反応もなし。場所を変えて波止の先端に行ったり付け根のテトラ付近を攻めたりと・・・。
イカの生命反応が感じられません。
周りを見ても全く釣れていないし、他のエギンガーさんから話を聞いても全くあたりもないとのこと。
ゆうと君はというと、寝ています、波止の上で寝ています。暇すぎて寝ています。「こら~、ゆうとのためにせっかくここまで連れて来ているのに寝るな~」と叫びたいところですが朝の3時から起きていたのできっと眠いのでしょう。
正直私も寝たい・・・が離島まで来て坊主は絶対いやなのです。
しかし、あまりに釣れないので2時過ぎのフェリーで帰ろうということに。
それまで3時間ほど。頑張ってみるもののやっぱり釣れません。
潮も下げに変わりあと1時間ちょっと。少し場所を移動してキャスト。着底を待っていると大きなアオリちゃん、推定2キロ前後のやつが5~6匹7~8m程先を泳いでいます。
私はやっと着底したころで、どうせ見えイカは釣れないことが多いし、わざわざ巻き上げて投げるのもめんどくさいのでゆうと君に知らせる。
すぐさまゆうと君が駆け寄ってきてキャスト。私は見えイカの深度から考えて「10秒ほど沈めてシャクって見たらいいかもと」一応アドバイス。
どうせ無理だろうと静観していたら5~6秒後。
キタァ~!
ゆうと君の叫び声。
ドラグがなってラインが出ていく。なかなかリールを巻けないようだ。
おいおい、マジかい!
「あわてるな、ゆうと、落ち着けよ」と声をかけ、私はタモを取りに行く。
タモを持ってゆうと君の傍に駆け寄りラインの方向を見てみると、でっかいイカの姿。
ゆうと君はと言うと「タ、タコみたい、いや、アオリかな」興奮して頭がこんがらがっています。
私はというと、タモが小さいせいかなかなかうまく入らない。しかしここで失敗したらゆうと君に一生恨まれるだろうなと思いつつなんとか無事にキャッチ。
「重い、でかいぞ!」
上げてみて一声「デカイ、もしかしたら2㎏いったか?」
へっぽこエギンガー2人、いつもの通り興奮しています(笑)
さて、ここでアマゾンで買った秘密兵器登場です。