FGノットよりも強力と言われるPRノット。
市販のPRノッターは数千円と高いので自作してみました。
PRノッターとしてだけではなくセキノッターとしてアシストフック製作にも利用できます。
ちょっと部品数が多いのとハンダ等の工具が必要ですが興味のある方は挑戦してみてください。
■ YouTubeの動画でも公開しています
YouTube動画・自分で作ろう【PRノッター・セキノッター】 とっても便利だよ!!
材料
① ステンレス鋼線
② 化粧ナット M6
③ ステンレスナット M6
④ ゴムワッシャー 6×13
⑤ ステンレスボルト 6×60
⑥ ステンレスワッシャー M6×14
⑦ ダイソーミシン糸50番
⑧ ダイソーステンレス針金 0.28ミリ
⑨ ステンレスワッシャー M6×20
⑩ 銅パイプ 外形2ミリ 内径1ミリ
工具
① ステンレス用フラックス
② ステンレス用ハンダ
③ ハンダゴテ
④ サンドペーパー
⑤ プライヤー
⑥ 千枚通し
ステンレス線の両端を切り落とし、オモリを取り除きます。
ロケット天秤の錘がついてる大きいほうのステンレス線を使用します。
100均のものは、線が細く強度が不足ですのであまりお勧めいたしません。
ステンレス線をM6のボルトに巻き付けわっかを作ります。
わっかの両端を写真のように加工します。
写真のように曲げます。
銅パイプを回しながらカッターナイフで傷を入れていきます。
手で簡単に折れるぐらいまで、カッターナイフで傷を入れてください。
銅パイプを約45ミリの長さにカットします。
サンドペーパーで銅パイプの外側を滑らかにします。
内側は、千枚通しやヤスリを使って滑らかにします。
ここで、傷などが残っていますとPEラインが切れる恐れがあります。
ボルトとステンレス線とワーッシャーのハンダ付けの準備をします。
ハンダ付けの前にボルトにステンレス線を通します。
次に外形20ミリのワッシャーを入れます。
M6のナットを入れます。
M6のナットを締め付け、ワッシャーとボルトとステンレス線の間に隙間がないようにします。
この時きつく締めておかないと、ボルトとワーッシャーが直角にならず、スプールの動きが悪くなりますので注意してください。
フラックスで湿らせハンダが付きやすいようにします。
ハンダ付けします。
M6のナットは仮止めです。後から外しますのでハンダ付けは絶対しないでください。
ハンダの表面が凸凹なら表面をならします。
銅パイプをステンレスの針金で固定します。
フラックスで湿らせます。
ハンダ付けします。
熱収縮チューブを差し込みます。
ドライヤーで温めます。
仮止めしていたM6のナットを外します。
動作を確認するために仮組み付けをします。
まず、M6のワッシャーを2枚入れます。
ダイソーミシン糸を入れます。
M6のワッシャーを2枚入れます。
化粧ナットを入れます。
ゴムワッシャーを入れます。
化粧ナットを入れます。
スムーズに動くかどうか確認します。
この時、スプールを回して動きが軽くなったり重くなったりするとワッシャーがボルトと直角になっていないのが原因です。
ハンダ付けの前のM6のナットの締め付けが悪かった可能性があります。
ハンダを取り除き、再度M6のナットで強く締め付けやり直してください。
ミシン糸は使用しませんので、スプールに巻き取ります。
この時、「高速リサイクラー」があればとても便利です。
後程詳細は動画及びブログで説明させて頂きます。
保管していた使い古しのPEラインを巻きます。
再度組み付けていきます。
仮組み付けで多少動きが悪かったので、M6外形14のワッシャーの代わりにM6外形12のワッシャーを入れました。
M6外形14のワッシャーを入れます。
この時注意しなければならないのは、外形14ミリと12ミリのワッシャーの表面の光沢がある方どうしを接触するように組みつけてください。
ダイソーミシン糸のスプールを入れます。
M6外形14のワッシャーを入れます。
M6外形12のワッシャーを入れます。
この時注意しなければならないのは、外形14ミリと12ミリのワッシャーの表面の光沢がある方どうしを接触するように組みつけてください。
ゴムワッシャーを入れます。
化粧ナットを入れます。
ゴムワッシャーを入れます。
化粧ナットを入れます。
出来上がりです。
PRノッターとしての使用方法です。
ステンレス線をリーダーにみたててPEを巻きつけています。
詳しくは動画を見て頂いた方がわかりやすいです。
YouTube動画・自分で作ろう【PRノッター・セキノッター】 とっても便利だよ!!
セキノッターの代わりとして、アシストフック製作時の使用方法です。
まず、針にPEラインを下巻きします。
その後アシストフック用のラインをPEラインで巻きつけていきます。
詳しくは動画を見て頂いた方がわかりやすいです。
YouTube動画・自分で作ろう【PRノッター・セキノッター】 とっても便利だよ!!
完成品です。
今までの物より、スプールの動きは滑らかになっております、
これまで2回製作しましたが、なかなかスプール(ボビン)の動きが良くなくPRノットを組む場合苦労していました。
リールに例えるとドラグ性能が良くなかったということです。
今回のものは、前回作より大きくなってしまいましたが使いやすくなっています。